神奈川県横浜市中区(関内駅から徒歩4分)のわらび鍼灸院です!
仕事納めとなり年末のお休みとなっている人が多くなる時期、ニュースでも取り上げられるほど帰省ラッシュの混雑具合しており、見ていて「いよいよ今年が終わるのももうすぐだ」としみじみと寂しさのようなものがこみあげてくるのと同時に、「エコノミークラス症候群」の心配が頭をよぎります。
今回は長時間の旅に近づく危険「エコノミークラス症候群」について解説していきます!
なぜエコノミークラス症候群になるの?
長時間の飛行機旅行中、特にエコノミークラスのように座席が狭く、長時間同じ姿勢で座っていると、私たちの体は大きな負担がかかります。
1. 血の流れが悪くなる:
- 筋肉のポンプ作用: 普段、私たちは歩くたびにふくらはぎの筋肉が収縮し、まるでポンプのように血液を心臓に戻しています。しかし、長時間座っていると、このポンプ作用が弱まり、足の血流が悪くなってしまいます。
- 静脈弁の働き: 静脈には、血液が逆流しないようにする弁があります。しかし、長時間同じ姿勢でいると、この弁がうまく働かなくなり、血液が滞りやすくなります。
2. 血栓ができる: 血流が悪くなると、血液がドロドロになり、固まりやすい状態になります。この固まったものを「血栓」といいます。血栓は、小さなものから大きなものまで様々で、血管の中にできると、血流を妨げたり、血管を詰まらせたりします。
3. 血栓が肺に運ばれる: 足にできた血栓が、心臓を通って肺の血管に運ばれてしまうと、肺の血管を詰まらせてしまいます。これが、エコノミークラス症候群の主な原因です。
エコノミークラス症候群になるとどうなるの?
肺の血管が血栓で詰まると、以下の症状が現れることがあります。
- 呼吸困難: 肺に十分な酸素が供給されなくなるため、息苦しさを感じます。
- 胸の痛み: 肺が血栓で圧迫されるため、胸に痛みを感じます。
- 咳: 肺に異物が入ったように、咳が出ます。
- 動悸: 心臓がドキドキするような感覚になります。
- めまい: 脳に十分な酸素が供給されなくなるため、めまいを感じることがあります。
エコノミークラス症候群を防ぐには?
- こまめな運動: 飛行機の中でも、足を動かしたり、軽いストレッチをしたりしましょう。
- 水分補給: 水分をこまめに摂ることで、血液をサラサラにし、血栓ができにくくします。
- 圧迫を避ける: 足を組んだり、ベルトをきつく締めたりしないようにしましょう。
- 圧迫ストッキング: 圧迫ストッキングを着用することで、血流を促進し、血栓ができるのを防ぐ効果が期待できます。
- 医療機関への相談: 高齢者や持病がある方は、事前に医師に相談しましょう。
エコノミークラス症候群になりやすい人
- 長時間飛行機に乗る人: 長距離のフライトや乗り継ぎが多い人
- 高齢者: 年齢を重ねるにつれて、血が固まりやすくなります。
- 持病がある人: 心臓病、高血圧、糖尿病など、血栓ができやすい病気を持っている人
- 妊娠中の人: 妊娠中は血が固まりやすくなるため、注意が必要です。
- 経口避妊薬を服用している人: 経口避妊薬は、血栓ができやすくなるリスクを高めることがあります。
まとめ
エコノミークラス症候群は決して他人事ではありません。身近に潜む危険なのです!
長時間の旅にはしっかりと、こまめに水分を飲む、姿勢を固まったままにしない、身体を動かす時間を設けるなど、予防策を講じて快適な旅を過ごしましょう!
今年はわらび通信をご覧いただきありがとうございました!
来年でも引き続き皆さんの健康のためになる情報を発信していきますので、ご興味のある方は引き続きわらび通信をよろしくお願いいたします!
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