神奈川県横浜市中区(関内駅から徒歩4分)のわらび鍼灸院です!
スマートフォン操作、パソコンでのタイピング、料理、育児…。私たちは日常生活で手や指を本当に酷使していますよね。
そんな毎日の積み重ねにより、「指を動かすと痛い」「手首が腫れてきた」「指がカクカク引っかかる」といった不調を感じるようになるかもしれません。それは「腱鞘炎(けんしょうえん)」という手の病気のサインなのです!
今回はこの腱鞘炎がなぜ起こるのか、どんな症状があるのかを分かりやすく解説していきます!
腱鞘炎って、一体どこに何が起こっているの?
腱鞘炎を理解するためには、まず「腱(けん)」と「腱鞘(けんしょう)」という2つのパーツを知る必要があります。
1. 腱(けん)とは?
「腱」とは、筋肉と骨をつないでいるロープのような硬い組織です。
筋肉は関節どうしをつないでいるのですが、そのはじめとおわりに筋肉と比べて硬くなっている組織があります。
それが「腱」です。代表例でいうと「アキレス腱」をイメージしてください。
2. 腱鞘(けんしょう)とは?
「腱鞘」とはその大切なロープ(腱)が骨からズレたり、浮き上がったりしないようにトンネルのように包み込んでいる組織です。
人の身体は「腱」による動きを部分的に「腱鞘」が抑えることで、関節の曲げ伸ばしを可能としているのです。
腱鞘炎の正体
この腱と腱鞘が指や手首の使いすぎで何度もこすれ合うことで両方に炎症が起きてしまう状態が「腱鞘炎」です。
炎症が起きると、筋肉が腫れて腱鞘の内側が厚くなったり、腱そのものが腫れたりして、トンネルの中がますます狭くなり動きがさらに悪くなるという悪循環に陥ります。
腱鞘炎の主なサイン
腱鞘炎の症状は、主に指や手首の使いすぎによって、様々な形で現れます。
- 痛み
- 指や手首を動かしたときに、ズキッとした痛みを感じます。
- 症状が進むと、安静にしていてもジンジンと痛むことがあります。
- 腫れ
- 炎症が起きている部分(特に手首の親指側や、指の付け根)が熱を持ったり、腫れたりします。
- 動きの制限・ひっかかり(ばね指)
- 指を曲げ伸ばしするときに、カクカクと引っかかる感じがします。これは、腫れた腱が狭くなった腱鞘のトンネルを通る際に引っかかっているためです。
- 症状が悪化すると、指が曲がったまま、または伸びたまま動かなくなり、反対側の手で無理に動かすとバネのように跳ね上がる状態になることがあります(これをばね指と呼びます)。
腱鞘炎になりやすいのはどんな人?
手や指を酷使する人:
- 長時間のパソコン作業(タイピング、マウス操作)をする人
- スマートフォンを長時間操作する人
- ピアニストや美容師など、指を細かく使う職業の人
育児中の人:
- 赤ちゃんを抱っこしたり、授乳したりすることで、手首の親指側に大きな負担がかかりやすい(特に「ドケルバン病」と呼ばれるタイプの腱鞘炎)
更年期の女性:
- 女性ホルモンのバランスの変化が、腱鞘を腫れやすくさせると考えられています。
腱鞘炎を防ぐためにできること
腱鞘炎は、症状が出る前に予防することが何よりも大切です。
- 手を休ませる(安静にする)
- これが一番重要です!痛い動作を避け、意識的に手や指を休ませる時間を作りましょう。
- スマホやマウスの持ち方を変えるなど、負担がかかりにくい方法を工夫しましょう。
- ストレッチとマッサージ
- 指や手首をゆっくりと曲げたり伸ばしたり、回したりして、使った後の筋肉をほぐしましょう。
- 腱や腱鞘に沿って優しくマッサージするのも効果的です。
- サポーターの活用
- 痛む部分を固定し、動きを制限するサポーターを使うことで、使いすぎを防ぐことができます。特に育児中の方は、手首用のサポーターがおすすめです。
- 温める・冷やす
- 慢性的な痛みや凝りを感じる場合は、お風呂などで温めて血行を良くしましょう。
- 急に痛みが増したり、腫れて熱を持ったりしている場合は、冷やして炎症を抑えるのが効果的です。
腱鞘炎と鍼灸療法
当院にも腱鞘炎のお悩みで来院される人がいらっしゃいます。
こういった腱鞘炎に対しては鍼による鎮痛効果で痛みを落ち着け、消炎作用により腫れを抑えてあげると症状が緩和します。
寒くなってくる今の時期だと、冷たい水に触れる機会の多い人がなりやすい症状です。
痛みが悪化して物を持つのが辛くなる前に、早めのうちから鍼治療で症状を抑えることがおすすめです!
◆◇◆プロフィール◆◇◆◆◇◆◆◇◆
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