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症状: 骨盤の歪み(前傾型)

症状: 骨盤の歪み由来の肩・腰の痛み

患者様:30代 男性

状態:骨盤が前に傾いている影響で重心が前に行きやすく、身体への負荷が大きくなる状態になっている。重心が前に行く影響でデスクワークなどの際に姿勢が崩れやすく、猫背になりやすい。骨盤の歪み、猫背の双方が影響しあい疲れやすく、疲れの取れにくい身体になりつつある。

問診時:左肩の筋肉の緊張が強く、軽く触れるだけでもわかるしこりのようなものができている。また、骨盤の傾きの影響で腰を痛めており、立っているときにお尻が突き出たでっちり状態になっている。

治療方針:臀部を中心に全体的な筋肉の緊張を緩め、その後に傾いている骨盤の位置を矯正するための手技を行う。

目次

施術1回目:臀部の筋緊張を緩めるのを重視+骨盤矯正

痛みが出ている腰の症状を緩和するのと、のちの骨盤矯正をする際に骨盤の動きを滑らかにするために臀部を中心に施術を行いました。

術後、全体的に身体が軽くなり腰の痛みも軽減。立った際に安定感が増しており、横から押されてもふらつかないほどになりました。

施術2回目:脚部を中心的に施術+骨盤矯正

前回の施術から10日ほど開けての来院でした。前回の施術後から骨盤も安定しており、以前にあった左肩のしこりが柔らかくなり腰の痛みも出なくなりました。しかし、骨盤が安定したことによって歩行の際に足がしっかりと地面を捉えるようになり、以前まで使われていなかった足に負荷がかかるようになったため、足由来の腰痛に変化しました。

症状を緩和させるためにふくらはぎを中心に筋緊張を緩め、その後、骨盤の状態を維持安定させるために骨盤矯正を行いました。

その後の治療経過

骨盤矯正を行ってから身体の状態ははっきりと変化しており、たびたび起こっていた肩や背中の痛みは現れなくなっています。しかし、仕事の関係で足を酷使することが多く、足由来の腰痛がたびたび起きるので、骨盤の歪み予防も兼ねて定期的に来院されております。

院長の所感

骨盤矯正と聞くと腰の症状に効果があるイメージがありますが、一部分だけでなく身体全体に作用するものです。今回の患者さんでは骨盤の歪みにより身体に分散されるはずの負担が部分部分にとどまり痛みという形で現れました。

骨盤は身体すべてに繋がる健康の基盤です。意外な症状も骨盤由来のものの可能性もありますので、一度検査がてらに骨盤矯正を受けるのがおススメです。

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