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症状:肘から手首にかけての痛み

症状: 腱鞘炎(手首の痛み)

患者様:40代 女性

痛み: 手首を動かすだけでなく、指を動かそうとしても痛みが現れる。

状態:調理の仕事をしており、鍋を振る、かき混ぜる、具材を切るなどの動作により手首と肘に強い負担がかかっている。また、作業量の多さにより、全体的な疲労感もあり。

問診時:両手首、特に右の手首に痛みが出ており、指を動かそうとするだけで痛みが出る。また、肩にも影響が出ており、着替えの時や棚の上のものを取るときなど腕を上げるときに肩の前面に痛みが現れる。

治療方針:調理の際に腕を押し出す・引く動作が多いため、肩甲骨周りの筋肉が拘縮して関節可動域の制限をかけている。
手首に関しては、包丁や鍋をかき混ぜるなどの動作による負担で手首から肘にかけての筋肉が拘縮して、手を動かすときに筋肉と関節がこすれて痛みが出ている。

目次

施術1回目:肩を中心に全体の施術

痛みが強いのは手首でしたが、着替えや仕事など日常で特に不便に感じていたのが肩の可動域の狭さだったので先に肩回りの治療を優先しました。肩甲骨の脇回りの筋肉を中心として全体との疲労をとるように行ったところ、術後は着替え時に痛むことはなくなりました。

施術2回目:肘を中心的に施術

前回の施術から1週間ほど開けての来院でした。前回の施術後は肩の痛みがありませんでしたが、3日ほどたち仕事で鍋を持ち上げたときに痛みが現れるように、しかしながら、最初ほどの痛みはなかったため、今度は指と手の可動域を拡げるために肘周りを中心に施術。
術後は指を動かしても痛むことはありませんでしたが、手首を動かすと出る痛みは弱まったものの残っている状態となりました。

施術3回目:全体的な疲労をとるための施術

前回から10日後の来院でした。
職場での配置が変わり、今までのような鍋を混ぜるなどの動作が減ったため身体にかかる負担も減り、手首の痛みも治まり、以前よりも疲労が溜まりにくくなっていました。しかしながら、仕事量が多いため痛みまでは現れないものの、何もケアしなければ2週間もすると疲労でしんどくなるという状態です。

その後の治療経過

痛みはその後再発することは今のところありませんが、仕事での負担が強いため、痛みが治まっては再発して短期的に来院しては痛みが取れればまた間を開けるというルーティーンを繰り返しております。仕事の関係で2週間おきに行う動作が変わるので、痛む箇所も都度変化しており、来院されるたびに全体の筋肉の緊張を緩めつつも痛む箇所に関連した部位を中心に施術をしております。

院長の所感

調理というのは意外と身体にかかる負荷の強い作業です。水の入った鍋などは重いですし、調理台の高さも前かがみになってしまう関係で腰への負荷が強くかかります。具材をかき混ぜる動作や痛めるときにフライパンをふるう動作は腕への負荷も強いなど、日常に潜む強い負荷のかかる作業の一つでもあります。これを大人数用意する必要のある調理師ともなるとその身体への負荷は多大なものとなります。

仕事や日常での動作で慣れてしまい、感じづらくなっていますが負荷の強い作業というのは身近にあります。皆さんもいつもと同じ作業だからと侮らず、しっかりと身体と向き合い違和感などが出たらこまめにケアをしましょう!

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